冬のお刺身 鮒の子まぶし

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冬から春先にかけて湖北の食卓に出てくる刺身は「鮒の子まぶし」です。

「子まぶし」という不思議な名前。鮒の「子」である卵が鮒の刺身にまぶされた状態で食べるため、「子まぶし」という名前になりました。

琵琶湖産の鮒をさばいて刺身にし、別に取り出して塩ゆでにした卵をまぶしてつくります。鮒の刺身のうっすらとしたピンク色に、黄色い卵の色が映え、色合い鮮やかなお刺身になるのが特徴的です。

鮒の子まぶしは、通常の刺身同様醤油につけて食べます。湖北では、料理に使うものとは別に
お刺身用のちょっと濃い目の醤油「たまり」を使うことが多いです。

鮒の子まぶしを醤油につけると、刺身にまぶされた黄色い卵が醤油の表面にふわっと広がります。子供のころから、醤油の中に卵が広がってしまうのが不思議な感じでしたが、大人になってもその感覚は変わりません。なにしろ、鮒の子まぶしのように卵がまぶされた刺身なんて他に見たことがないからです。湖北特有の食の一つです。

Wikipedia「鮒の子まぶし」